発毛治療

発毛治療の多様化と現状

世の発毛を願う方々にとって、高い効果を望める発毛法は正に価値のあるものでしょう。現在、発毛治療には内服薬、外用薬の他に、頭皮に薬剤を直接注入する【育毛カクテル注入療法】の他に、最近注目を集めている、発毛に有効とされる成長因子に栄養剤を配合したものを毛根まで浸透させる毛髪再生治療の【ハーグ療法】、自分の毛髪を薄くなった部分に移植する【自毛植毛】などが挙げられます。

これらの治療法には、それぞれにメリットとデメリットがあり、個人の症状に合わせた発毛法を選択することが重要になってきます。内服薬のなかには、発毛効果は顕著ではないものの薄毛の進行を効果的に抑える薬品があり、現在発毛治療に使用する薬品としては高い需要があるものがあります。ただ、この薬品は継続して服用しなければならず、一度使用を中断すると再び薄毛が進行してしまうのです。

つまり、根本的な完治を望むのは難しく、一度この治療を開始すると長期に渡って服用する必要がある為に、トータルで考えると治療費がかなり高額になってしまうという側面があります。

この薬品に限らず発毛治療全般に言えることではありますが、殆どの治療は保険適用外の自費治療となり、利用する患者にとって高い経済的負担は避けられないものとなっているのが現状と言えるのです。今後、発毛治療に関して、確実で効果的な治療法の開発と継続的な治療費の低価格化が望まれています。

現在日本国内で承認申請を通過している殆どの発毛剤と育毛剤には、純粋に毛髪を生成するための成分は含まれていないのです。

最も発毛剤の有効成分として使用されているフィナステリド(日本では万有製薬が2005年にフィナステリドの経口内服薬「プロペシア錠」の輸入承認を取得)もそれ自体に発毛成分がある訳ではなく、AGA(男性型脱毛症)の発症原因である男性ホルモンのDHTを直接抑制することによって毛髪が抜ける原因を抑え、薄毛の進行を止めることによって通常のヘアサイクルどおりの発毛を促進することになります。つまり、このフィナステリドは脱毛の原因物質に直接働きかけるという仕組みになっているのです。

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